オープニング


ボランティアはコマじゃない

       しなやかさ したたかさ 

今こそ   レジリエンス が  試される!

 今回のオープニング全体会は、市民・事業者・行政のパートナーシップにより、持続可能な循環型社会にふさわしい祭づくりに取り組んできた太田航平さん、社会福祉協議会でのボランティアコーディネーターを経て、現在は、シニア活動推進コーディネーターとして、シニア世代の居場所づくりや社会参加推進に奔走する戸田千登美さん、市民参加による公共施設づくりや子育て  コミュニティづくりなどに取り組む中で、「何かをしてみようという気持ちが生まれてくる公共空間とは何か」を問うてきた西川正さんの 3 語り手にご登壇いただきます。

 3人の語り手は、分野は異なるものの、いずれの方も、市民の力を信じ、その力が最大限に発揮できる 場づくり、仕組みづくりに果敢に挑んでこられました。オープニング全体会では、語り手のみなさんの実 践を元に、しなやかで、したたかなボランティアコーディネーションとは何かを考えます。

 

語り手

太田航平さん

 

一般社団法人 祇園祭ごみゼロ大作戦 理事長、特定非営利活動法人地域環境デザイン研究所ecotone 代表理事

 

1980年東京都生まれ。持続可能な地域づくりの"仕掛け"や"仕組みづくり"を行う「NPO地域環境デザイン研究所ecotone」代表理事。主な活動のひとつとして展開する「リユース食器を活用した環境対策」は全国に広がり、「平成19年度容器包装3R推進環境大臣賞最優秀賞」を受賞。また、市民の市民による市民のための情報発信空間の必要性を唱え、2003年に開局させた、日本初のNPO法人が運営する放送局「NPO京都コミュニティ放送」の理事を務めると同時に、NPO放送局をサポートする「京都ラジオカフェ株式会社」の代表取締役を担うなど、市民の立場から幅広い活動を展開している。

語り手

戸田千登美さん

 

公益財団法人長野県長寿社会開発センター 主任シニア活動推進コーディネーター、認定特定非営利活動法人日本ボラ ンティアコーディネーター協会 運営委員

 

子育て中から児童虐待防止のボランティア活動にかかわり、長野市社会福祉協議会のボランティアコーディネーター・日常生活自立支援事業の専門員を経て、現職に。企業とNPO・ボランティアをヒト、モノ、コトでつなぐ「ながのボランティア・市民活動支援ネットワーク」の理事。また「まちの縁側育みプロジェクトながの」のメンバーとして「まちの縁側」も推進している。

語り手

西川 正さん

 

(特定非営利活動法人ハンズオン!埼玉 常務理事、認定特定非営利活動法人日本ボランティアコーディネーター協会 理事)

 

学童指導員、出版社などを経て、2005年、ハンズオン埼玉を設立。「おとうさんのヤキイモタイム」キャンペーンや東北福島から埼玉の避難者に向けた月刊誌『福玉便り』の創刊など、協働・市民参加型のまちづくりのプロデュースに関わる。 地元では、PTA、民生委員、自治会、学童保育などにかかわり地縁と志縁の間を行き来きしつつ、様々な提案と実践を重ねる。大妻女子大学等で非常勤講師。NPO法人あげお学童クラブの会理事、等。日本コミュニティ七輪学会会長。著書に『あそびの生まれる場所「お客様」時代の公共マネジメント』他。


☺ [担当]筒井のり子(龍谷大学、日本ボランティアコーディネーター協会)